基本姿勢

永く存続し、多くの人に生きがいをもたらし、成長を続け、いい会社になる

会社運営に関する基本的な考え方

信頼を絆として、ものづくりを支えることを当社の基本的な行動姿勢とします。
変化しない正しい生き方と変化に挑戦する生き方こそ、尊い新しい価値を生み出し、 信頼で結ばれた人たちと共に、栄えることができる唯一の源泉であると信じます。

創業の所信

新しい生命の誕生がそうであるように、人と人の交わりの中からしか尊い価値あるものを生み出すことはできないようです。新しい生命の誕生がなければ、命の繋がりである種は保てなくなり、いつかはこの世から消え去ることになるでしょう。

ひるがえって、我が社のことを考えると、新しい尊い価値あるものが生まれなければ、生物の種が絶滅するのと同じように、この世から消えていくのです。 それでは、新しい尊い価値あるものを生む人と人との交わりとは、どのようなものでしょうか。

それには、お客様、仕入先様、社内の人達、ご家族の皆様、そしてその他の多くの人たちと目と目を合わせ、胸襟を開いて、本音の話をすることが、何より大切なことと考えます。そして、その根底には、相互の信頼関係が不可欠であり、相手のことを理解しようとする暖かい気持ちが必要です。不信感を持つ相手に対して、胸襟を開いた本音の気持ちを吐露するはずがありません。では、信頼関係を構築するには、何が大切でしょうか。信頼を構築するには、たくさんの要素があり、一概には言えません。

私の社会経験から、辛い状況や困ったときに逃げない姿勢やうそを言わないことが重要な要素のように思われます。順調な時にはわかりませんが、逃げ出したくなるような困難な状況に遭遇した時にこそ、その人の真の姿が見えてきます。

うそを言って他人の責任にする人や逃げ出そうとする人が多い中、最後まで踏ん張り、できる限りより良い状態に導こうとして、困難に真正面から立ち向う人もいます。

このような正しい生き方のできる人になり、信頼を築ける人になりたいものです。
世の中が、どんなに変化しても、このことは変わることがないように思います。

しかし、諸行無常といわれるように世の中は常に変化します。私が子どもの頃、我が家には、パソコンは勿論、電話も無く、冷蔵庫や自動車もありませんでした。

今日、我が国において、電話や冷蔵庫のない家庭などほとんどありません。僅か40年前のことです。このように目まぐるしく変化する世の中においては、10年すれば仕事の内容は大きく変わり、20年も変わらなく続く仕事などほとんど有りません。

これが常態なのであり、変化することを恐れる必要はなく、自ら変化を促すことの方が望ましいのです。変化する中からしか、新しい尊い価値あるものは、生まれないからです。

変化しない正しい生き方と常に変化に挑戦する生き方こそが、新しい尊い価値あるものを生み出し、信頼という絆で結ばれた多くの人たちと共に栄えることができる源泉であると信じます。
このような素晴らしい人生を歩めるかどうかはわかりませんが、常に心がけて生きていきたいと思います。

平成19年3月